2021年最新のiPad Pro発売は4月に発表され
5月下旬に発売になります。
果たして前モデルから買い替えるべきなのか?
また初めてのiPad購入に向いているのか?を考えてみました。
基本的に前モデルから買い替える必要は無い!
結論から言うと2020年iPad Proから買い替える必要はないと思います。
そもそもほとんどのユーザーにとって
2020年モデルも十分にオーバースペックであり
完全に使いこなせているとは言えないとからです。
私も2020年モデルを使用していますがスペック不足を感じることはありません
2021年モデルのiPad Proは前モデルからさらにスペックが向上しており、
現状使いこなせていない場合、わざわざ買い替える必要はありません。
最初のiPad購入としてはオーバースペック!
初めてiPadを購入する場合の選択肢として
iPad Proは持て余す可能性があります。
もちろん、iPadを使ってやりたい事が明確になっており、
そのやりたい事がスペックを必要とする場合はiPad Proで問題ありません。
しかし、初めてiPadを使用する場合は
iPadアプリでどんな事ができるのか?が把握できていないことが多いです。
その為、いざiPad Proを購入してやりたい事に臨んだ際に
アプリ側の問題で実現できない場合も考えられます。
その場合、iPad Proを購入していると勿体ないですよね。
個人的に最初のiPadはAirか無印をオススメします
2021年iPad Proの特徴
では具体的に2021年iPad Proはどのような特徴があるのか
まとめると次の通りです。
- M1チップが搭載
- メモリが8GBになった(ストレージが1TB以上モデルは16GB)
- Thunderbolt端子対応
- セルラーモデルが5G対応
- mini LEDディスプレイ搭載(12.9インチモデル)
- センターフレーム機能追加
前モデルと比較しながらそれぞれの特徴をみていきます。
M1チップが搭載
今回のアップデートの目玉の一つです。
2020年末に発売されたMacBook ProやMacBook Air、
Mac miniに搭載されたM1チップがiPad Proにも搭載されます。
発表によるとパフォーマンスが50%向上、
グラフィック性能も40%向上しました。
またバッテリー効率も向上され電池持ちも改良されます。
とはいえ、現行モデルのA12ZBionicでもパフォーマンスに不満はありませんし
バッテリー持ちも問題ありません。
ただ、iPadで本格的に動画編集を行ったり、画像編集をするユーザーは
M1チップによる恩恵を受けられるかもしれません。
メモリが8GBになった
前モデルはメモリが6GBでした。
今回、ストレージが512GBまでのモデルは
メモリが8GBになります。
ストレージが1TB以上のモデルは
メモリが16GBになります。
もはやPCと変わらないスペックになったと言えるでしょう。
複数の重いタスク(動画編集や画像編集など)を同時に行う場合は
メモリは多ければ多いだけ便利です。
しかし、そもそもiPadはマルチタスクを得意とするデバイスではありません。
Split ViewやSlide Overを使用すればある程度はマルチタスクに対応できますが、
その場合でも現状のメモリ6GBでも不満を感じたことはありません。
Thunderbolt端子対応
今回のアップデートで個人的に気になったのが
Thunderbolt端子対応です。
現モデルはUSBーC対応なのでデータのやり取りの汎用性は高いのですが、
Thunderboltに対応するとデータ転送速度が向上されます。
この点はメリットとして感じられそうです。
セルラーモデルが5Gに対応
iPhone12に続き、iPadでも5Gに対応しました。
ただ、現在の対応エリアを考慮すると
5Gに接続できるのは都心部のほんの一部のみのため、
今すぐに5G対応モデルを購入する必要はないと思います。
ちなみに私はWiFiモデルを使用しており、
外出先でiPadを使用する際にはテザリングを利用しています。
mini LEDディスプレイ搭載
今回のアップデートの一番の目玉が
mini LEDディスプレイが搭載されたことです。
Apple製品ではLiquidRetina XDRディスプレイと呼ばれています
mini LEDディスプレイはバックライトに小型のLEDライトを大量に使用したディスプレイで、
通常の液晶に比べて有機EL並にコントラストを強く表現し
メリハリのある画像・映像を表現できるものです。
実際にどの程度、現モデルから見え方が変わるのかは
実物を確認してみないとわかりませんが、
iPadでの映像体験をより高めてくれるのは間違いなさそうです。
しかし、このmini LEDディスプレイが搭載されるのは
12.9インチモデルのみとなります。
個人的にiPadには携帯性を求めているので、
12.9インチモデルは購入検討してきませんでした。
できれば11インチにも搭載してもらえると良かったのですが…。
このmini LEDディスプレイを体験したい場合は
今回の2021年iPad Pro12.9インチを購入するのはアリだと思います。
センターフレーム機能追加
センターフレーム機能とは
被写体がフレームの中心から外れないように、
自動でズームや撮影位置を調整してくれるというものです。
これは昨今のコロナ禍によって増加した
ビデオ通話の利便性向上を意識した機能と言えます。
また、ビデオ通話中に別の被写体が入り込んだ際にも
拡大縮小を自動で行い全体の中心になるように
画角調整してくれます。
センターフレーム機能はこれまでに無かった機能で、
今後も日常的になるビデオ通話を
頻繁に使用する人は気になる機能ですね。
2021年iPad Proの価格
では2021年iPad Proの価格帯はどうなっているかと言うと
こんな感じです。
11インチ WiFiモデル | 11インチ セルラーモデル | 12.9インチ WiFiモデル | 12.9インチ セルラーモデル | |
128GB | 94,800円 | 112,800円 | 129,800円 | 147,800円 |
256GB | 106,800円 | 124,800円 | 141,800円 | 159,800円 |
512GB | 130,800円 | 148,800円 | 165,800円 | 183,800円 |
1TB | 178,800円 | 196,800円 | 213,800円 | 231,800円 |
2TB | 226,800円 | 224,800円 | 261,800円 | 279,800円 |
最高値が12.9インチの2TB セルラーモデルですが、
279,800円となっており、
高スペックのパソコンと同等以上の価格になります。
初めてiPadを購入する場合は
なかなか手を出しにくい価格ですね。
まとめ
最初に記述した通り、
前モデルから新たに買い替える必要はないと思います。
アップデートは魅力的な内容もありますが、
現状のiPad Proでも十分スペックは問題ありませんし
何より価格が高い!
正しくプロ向けのiPadという事が再定義されたようなアップデートです。
もちろんアップデートされた内容を試したい、
本当にプロユースな使い方でiPadを活用したい場合は
購入する価値はあると思います。
しかし、一番大切なことは
宝の持ち腐れにならないように
「iPad Proを使って何をしたいのか」を明確にすることです。
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