大幅に進化を遂げたiPad Air4が発売されましたが、
iPad Proとどちらを購入すべきか悩んでいる方は多いのではないでしょうか?
僕は悩みました。
iPad Air3までは無印iPadとiPad Proの中間地点に存在していたiPad Airですが、
今回のバージョンアップによって、よりiPad Pro側に近づいた為です。
そして悩んだ結果、僕はiPad Proを購入しました。
結果としてiPad Proを購入して良かったと、自信を持って言うことができます。
なぜ、iPad AIR4ではなく、iPad Proを購入したのか。結果、iPad Proのどんなトコに満足しているのか。
今回はなぜ僕がiPad Proを選択したのかをお伝えしたいと思います。
iPad AIR4とiPad Proで迷う理由
iPad Air4が登場した際、世間一般的には非常にコスパが良く、完成度の高いiPadが登場したと話題になりました。
また、同時にiPad Proとの比較も多くされていました。
両者が比較される理由は以下の理由だと思います。
- 本体サイズが一緒(11インチの場合)
- ホームボタンのないデザイン
- Apple pencil第2世代が使用できる
- magic keyboardが使用できる
単純にこれらが同じであれば安い方、つまりiPad Air4を購入するのがいいと思います。
しかし、実際にはここに価格差とストレージ構成、さらに細かい性能差が複雑に絡んできます。
ちなみにAir4には12.9インチは存在しませんので、サイズの大きなiPadが必要な方はiPad Pro12.9インチ一択になります。
また、本体カラーについてもiPad Air4は5色展開なのに対し、iPad Proは選べるカラーはシルバーとスペースグレーの2色のみとなっています。
シルバーとスペースグレー以外の本体カラーが必須な方はiPad Air4がいいでしょう。
iPad Proも選べるカラーを充実してほしい…
ストレージ構成
まず、Air4とProではストレージ構成が異なります。
iPad Pro | 128GB (84,800円) | 256GB (95,800円) | 512GB (117,800円) | 1TB (139,800円) | |
iPad Air4 | 64GB (62,800円) | 256GB (79,800円) |
基本的に多くのストレージを使用する方はiPad Proになります。
Air4の場合、128GBが存在しない、最大256GBまでしかストレージ容量が無いのは残念ですね…
恐らく、多くのユーザーは128GBが丁度いいストレージなのではないでしょうか。
使用用途にもよりますが、ブラウジングや簡単な画像編集や動画編集であれば128GBでも運用することは可能です。その場合、外付けSSD等に完成した編集データを逃がす必要はあるかもしれませんが。
勿論、256GB以上の容量の方がストレージを気にせず使用することができます。
逆に64GBだと容量が少なすぎます。
少なくとも僕の場合は、アプリの容量、アプリ内で素材とする画像や動画データ、ダウンロードファイルで簡単に64GBは超えてしまいます。
その為、僕は128GBのiPad Proを選択しました。
個人的に実運用を考えるのでれば、128GBからが選択肢かなと思ったからです。
ではなぜ、256GBのiPad Air4にしなかったのか?
これはProとAir4の価格差を考慮しました。
iPad ProとiPad Air4の価格差
ProとAirの価格差を比較する際、どのストレージモデルを選択するのかが大きく関わってきます。
最も安価なのは64GBのAir4で62,800円です。
しかし、64GBではやはりストレージ不足が否めません。
では次に安価なのはというと、256GBのAir4で79,800円です。
じゃあ、これじゃん!といきたいトコロですが、
Proの価格を見てみると、128GBで84,800円というモデルが存在します。
その価格差は5,000円です。
僕の場合、128GBでも運用が可能であり、
5,000円の差でProの機能が手に入るのであれば、Proでもアリなのでは?と思ったのです。
これまでのProに比べ2020年モデルはコスパが良いモデルな気がします。
iPad ProとiPad Air4の機能差
では、ProとAir4の機能差は何かというと、主にこんな感じだと思います。
SoC | 液晶画面 | 最大輝度 | カメラ | 生体認証 | リフレッシュレート | スピーカー | |
iPad Pro | A12Z Bionic | LiquidRetina | 600ニト | 12MP広角+10MP超広角カメラ+LiDARスキャナ | 顔認証 | 120Ghz | 4基 |
iPad Air4 | A14 Bionic | LiquidRetina | 500ニト | 12MP広角カメラ | 指紋認証 | 60GHz | 2基(横向き) |
まず、SoC(チップ)については最新のA14Bionicを積んだAir4の方が機能性が上のようですが、
実際のベンチマークテストではシングルスコアこそAir4のに軍配が上がりましたが、
マルチスコアとGPUスコアに関してはProが上回ったそうです。
やはりProはクリエイティブ系の画像編集や動画編集に強みを持つようですね。
液晶画面については両者ともLiquidRetinaディスプレイで非常に鮮やかではありますが、
最大輝度に違いがあります。100ニトの差があり、Proの方がより明るく表示してくれます。
カメラについてはProが12MP広角+10MP超広角カメラ+LiDARスキャナ、Air4が12MP広角カメラのみとなっています。
正直、iPadで撮影する人がどれだけいるのかは気になるところですが、
より広角で撮影できるProの方がカメラ性能は上と言えそうです。
また、ProにはLiDARスキャナが搭載されており、被写体を立体的に捉えることができ、
AR体験に寄与することができるようです。
今後、ProはARアプリが多く登場した際には優位性を発揮しそうです。
生体認証はProが顔認証、Air4が指紋認証です。
Air4の指紋認証については、電源ボタンにセンサー機能があり、指先を触れることでロックが解除できます。
昨今の状況を考えると外出時には日常的にマスクを着用しますので、指紋認証が便利かと思います。
他方、家の中で使用する場合は逆に指紋認証は若干不便を感じることも有りそうです。
例えば、Keyboard folioを付けて使用する場合、キータッチを行うと端末が起動してくれるのですが、
この際、顔認証の場合は特に操作は必要ありませんが、
指紋認証の場合は電源ボタンに手を伸ばす必要があり、少し煩わしいかもしれません。
これに関しては一長一短がありますが、主に外で使用する際は指紋認証、主に家で使用する際は顔認証が便利そうです。
リフレッシュレートはProが120Hz(Promotionテクノロジー)、Air4が60Hzとなっています。
個人的にはリフレッシュレートの差がProとAir4で最も大きな差だと思っています。
このリフレッシュレートの違いは並べて比較して見ると意外と気になります。
画面をスクロールした際のヌルヌル感やApple Pencilを使用した際の描画線の追従性などは、やはりProの方が上だと感じました。
iPadでノートを取ったり、絵を描いたり(僕は絵が下手くそなのであまり絵を描きませんが…)する機会の多い人はProの方がいいかと思います。
スピーカーに関してはProは4基搭載、Air4は2基搭載です。
ただし、Air4のスピーカーは2基が縦にした時に上下に取り付けられているので、
横向きで使用した際にステレオタイプになります。
とはいえ、実際に聴き比べてみるとやはりスピーカーを4基搭載しているProの方が音質はいいです。
まとめ
ここまで、ProとAir4の価格と機能の差を見てきましたが、
僕がProを選んだ理由としてはこんな感じになります。
- 個人的にストレージは128GBで十分であり、ストレージ構成上、128GBがAir4には存在しない
- 128GB Proと 256GB Air4では価格差が5,000円しか無い
- リフレッシュレートが120Hz(ProMotionテクノロジー)に対応しており、
Apple Pencilが快適に使用できる - スピーカーが4基搭載されておりiPadの中では最高の音質
個人的には5,000円の差でProの機能が手に入るのであれば、
Air4ではなくProを選択すべきだと思います。
あくまで僕の使い方の中での意見なので、
それぞれの使い方によって選ぶ基準が違ってくるかと思いますが、
参考にして頂ければ幸いです。
ではまた!
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