iPadでマルチタスクはできないと言われることが多いです。
しかし、iPadOSの進化によりiPadもマルチタスク機能が充実してきました。
今回はiPadでマルチタスク機能を活用する方法を紹介します。
iPadのマルチタスク機能を活用してiPadでの作業効率を最大化しましょう。
iPadでマルチタスクはできない?
そもそもなぜiPadはマルチタスクに向かいないのか?
その理由はiPadの画面の大きさとパソコンとは違うOSの機能の違いが挙げられます。
12.9インチiPad Pro以外のiPadでは画面が小さい為、分割した際の表示領域少ないです。
また、パソコンと違い、アプリを同時に開ける数に限りがあります。
それでも、iPadでマルチタスク作業ができないわけではありません。
iPadでできるマルチタスク機能
iPadでマルチタスクをおこなうためには…
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Slide Over
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Split View
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ステージマネージャ
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ピクチャ・イン・ピクチャ
このような機能を使用していきます。
Slide Over
Slide Overは全画面表示しているアプリの上に他のアプリを表示させることができる機能です。
Slide Overで表示しているアプリは画面の両端に一時的に隠すことが可能です。
Slide Overはアプリを開いている状態でDockからドラッグすることで使用できます。
またアプリを開いている状態で画面上部にある「…」をタップし、
Slide Overを選択することでも使用することが可能です。
Slide Overで表示できるアプリは一つだけですが
複数アプリをSlide Over状態にしておき、
アプリスイッチャーでスムーズにアプリを切り替えることが可能です。
Split View
Split Viewは2つのアプリを横並びで表示させることができる機能です。
アプリを開いている状態からDockに表示されているアプリをドラッグ移動して表示させることができます。
もしくは、アプリ画面上部の…をタップしてSplit Viewを選択して表示させることもできます。
また、並べたアプリの表示サイズの調整も可能です。
すでに表示されているアプリの上に別のアプリを入れ替えることも可能です。
ステージマネージャ
iPad OS16からステージマネージャが追加されました。
ステージマネージャは画面上に複数のアプリを表示させることができるマルチタスク機能です。
表示したアプリはサイズを変更することが可能です。
ステージマネージャはコントロールセンターから
オン・オフを設定することができます。
また、M1以降のチップを搭載したiPadは外部ディスプレイと接続した際に
ディスプレイに最適化したサイズで表示されるため、
パソコンのように画面調整しながら作業をすることができます。
ただし、12.9インチiPad Pro以外のiPadの場合は
画面が小さいので多くのアプリを立ち上げても作業領域は小さくなってしまいます。
ピクチャ・イン・ピクチャ
動画を視聴しながら作業や勉強をしたいことはないでしょうか?
私はブログを執筆する際や資格勉強をする際にYouTubeを同時に視聴していることが多くあります。
ちなみにYouTubeプレミアムを利用している場合はアプリ機能としてバックグラウンド再生が可能です。
表示しているアプリの上にYouTubeの映像をピクチャ・イン・ピクチャで表示したり
ラジオのように音声だけを聴くことが可能になります。
しかしYouTubeプレミアムを利用していなくても、iPadでピクチャ・イン・ピクチャで視聴することが可能です。
iPadでピクチャ・イン・ピクチャを使用する場合はYouTubeアプリではなく、ブラウザを使用します。
ブラウザでYouTubeを開き、全画面表示します。
全画面表示したら左上のピクチャ・イン・ピクチャのアイコンをタップします。
画面右下にピクチャ・イン・ピクチャで表示されました。
なお、ピクチャ・イン・ピクチャで表示した画面はサイズ変更や位置変更も可能です。
またピクチャ・イン・ピクチャ表示した画面は左右端に隠して
ラジオのように音声のみ聴くこともできます。
iPadのマルチタスク活用方法
iPadでもマルチタスク機能を活用して複数アプリを同時に使用することができます。
複数アプリを同時に開き、個人的に以下のような活用方法がおすすめです。
- 動画を視聴しながら勉強や作業を行う
- ファイルアプリ間のデータ移行
- 写真やデータをメールやノートアプリへ添付、貼り付け
- 情報収集しながら資料作成
動画を視聴しながら勉強や作業を行う
個人的に最もおすすめなのが
YouTubeなどで動画を視聴しながら勉強や作業を行うことです。
例えば、勉強のためにYouTubeの動画を視聴することもあるでしょう。
その際にピクチャ・イン・ピクチャで動画を表示し、
Split ViewでノートアプリとテキストPDFを開いて使用することも可能です。
ファイルアプリ間のデータ移行
ファイルアプリをSplit ViewやSlide Overで2つ開き、
データのコピーや移動を行うことが簡単にできます。
パソコンでは当たり前ですが、
ファイルアプリをSlide OverやSplit Viewで立ち上げることで
iPadでのマルチタスクが格段に向上します。
写真やデータをメールやノートアプリへ添付、貼り付け
ファイルアプリをSlide OverやSplit Viewで開くことで
他のアプリへのデータ添付が非常に便利になります。
例えば、メールにデータを添付する際、
Split ViewやSlide Overでファイルアプリとメールアプリを開き、
添付したいデータをドラッグ&ドロップすることで簡単にデータ添付が可能です。
そのほかにも、ノートアプリに写真を貼り付けたいときやテキストをコピー&ペーストする際も
同様にドラッグ&ドロップで簡単にできます。
情報収集しながら資料作成
Split ViewでブラウザアプリとWord、Excelなどのアプリを開いて
情報収集しながら資料作成を行うことが可能です。
私はSplit ViewでWordPressと情報収集の為のブラウザを開き、
ピクチャ・イン・ピクチャでYouTubeを視聴しながら、
Slide Overで記事の構成を書いたXmindを開いてブログを書いています。
iPadでもマルチタスク機能を活用することにより
問題なくブログを書くことが可能です。
まとめ
iPadはマルチタスクには向かないデバイスと言われています。
しかし、マルチタスク機能が無いワケではありません。
うまく活用することで作業を効率化をすることが可能です。
iPadを使って作業を行う際にはぜひマルチタスク機能を使用してみてください。
当ブログではiPadなどのガジェットやツール、アプリを
快適に使用するための情報を発信しています。
ぜひ他の記事も確認してみてください。
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