iPadはシングルタスク向き、マルチタスキングは向かないと言われてきました。
しかし、iPadOSの進化によってマルチタスキングも可能になりましたし、
効率的なファイル管理の機能により、作業効率を向上させることも可能です。
今回はiPadのマルチタスキングとファイル管理のテクニックに加え、
iPadでマルチタスキングを行う際に
便利なステージマネージャーの機能についても解説します。
この記事を読むとiPadの機能を活用して複数のタスクを同時に行い、
ファイルの整理とアクセスをスムーズに行うことができます。
Split View(スプリットビュー)とSlide Over(スライドオーバー)
まずiPadのマルチタスキング機能には
スプリットビューとスライドオーバーの2つのモードがあります。
Split View(スプリットビュー)
2つのアプリを画面を分割して同時に表示します。
アプリスイッチャーからドラッグして画面の左側または右側に配置します。
画面上部の区切り線をドラッグすることで、
表示領域のサイズを調整することもできます。
Slide Over(スライドオーバー)
1つのアプリをメインアプリの上部や右側にスライド表示します。
アプリスイッチャーからドラッグして画面上部または右側に配置し、
必要に応じて表示サイズを調整します。
スライドオーバー中は、元のアプリとの間でコピペや情報のやり取りが可能です。
ステージマネージャーの活用
iPadOS 15以降では、ステージマネージャーという新機能が追加されました。
ステージマネージャーを活用することでより快適な
マルチタスキングが可能になります。
ステージマネージャーの起動
ステージマネージャーを使用するためにはコントロールセンターで
ステージマネージャーをONにする必要があります。
ステージマネージャーをONにしたら、使用したいアプリを開きます。
ステージマネージャーでは
現在のステージや追加できるステージなどが表示されます。
ステージの追加と切り替え
ステージマネージャーを使用すると現在開いているアプリの他に
同時に他のアプリを起動することが可能です。
画面上部の「…バー」をタップして「別のウインドウを追加」することで
最大4つまで複数アプリを開くことができます。
これにより、複数のタスクをより柔軟に管理できます。
ステージ間の切り替えは、ステージマネージャーバー上のステージをタップすることで行います。
ステージの整理
ステージマネージャーでは不要なステージを削除したり、
ステージの順序を変更したりすることもできます。
開いているアプリの移動や表示サイズを変更することも可能です。
ファイルアプリを活用したファイル管理
iPadのファイルアプリを使用することで、
ファイルの管理や整理が簡単に行えます。
以下はファイルアプリの活用方法です。
クラウドストレージの連携
ファイルアプリにはDropbox、Google ドライブ、
OneDriveなどのクラウドストレージサービスとの連携機能があります。
設定から各サービスを追加しファイルにアクセスして共有することができます。
ファイルの整理
ファイルアプリ内でフォルダを作成しファイルを分類・整理することができます。
長押ししてドラッグ&ドロップすることで
ファイルやフォルダの移動やコピーが簡単に行えます。
外部ストレージの使用
iPadOSでは外部ストレージデバイスをファイルアプリで
直接的に使用することも可能です。
LightningコネクタやUSB-Cコネクタを介して外部ストレージデバイスを接続し、
ファイルの転送やバックアップを行うことができます。
ドラッグ&ドロップの活用
iPadのマルチタスキングとファイル管理をさらに効果的に活用するためには
ドラッグ&ドロップ機能を使用することがポイントになります。
ファイルの移動やコピー
ファイルアプリ内や異なるアプリ間でドラッグ&ドロップによって
ファイルの移動やコピーが簡単に行えます。
ファイルやフォルダを長押しし、目的の場所にドラッグしてドロップするだけです。
テキストや画像の共有
テキストや画像をドラッグして他のアプリにドロップすることで、
データの共有がスムーズに行えます。
例えば、ウェブページのテキストをノートアプリにドラッグ&ドロップして保存したり、
写真をメールアプリにドラッグ&ドロップして
添付ファイルとして送信したりすることができます。
ショートカットアプリの活用
ショートカットアプリを活用することによって
iPadのマルチタスキングやファイル管理をさらに効率化することが可能です。
ショートカットアプリを使用すると複数のアクションを組み合わせて
ワンタップで実行するショートカットを作成できます。
例えば、特定のファイルを特定のアプリで開く、複数のアプリを同時に起動する、
ファイルの変換や自動化など、さまざまなタスクを自動化することが可能です。
まとめ
iPadのマルチタスキングとファイル管理のテクニックに加え、
ステージマネージャーの機能を活用することで、複数のタスクを同時に行い、
ファイルの整理とアクセスをスムーズに行うことができます。
マルチタスキングモードの使い方やスプリットビューやスライドオーバーの活用、
ステージマネージャーの機能、ファイルアプリの使い方や外部ストレージの連携、
ドラッグ&ドロップの活用、さらにはショートカットアプリの活用など、
これらのテクニックをマスターすることによりiPadをより効率的に活用できます。
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