Appleは9月17日にiPadOS 18正式版をリリースしました。
今回のアップデートによりPadのカスタマイズ性向上と便利機能が追加されました。
今後は実装されるApple Intelligenceを中心に大きなアップデートになりました。
今回は個人的にiPadOS 18のアップデートの中でも特に便利だと感じた機能を紹介します。
M4 iPadProでは文鎮化(起動できなくなる)が報告されており、記事執筆時(9月23日時点)では提供を停止しています
iPadOS 18対象機種
まずはiPadOS 18のアップデート対象機種を確認しましょう。
今回のアップデートの対象機種は下記の通りです。
- 12.9インチ iPad Pro 第3世代以降
- 11インチ iPad Pro 第1世代以降
- iPad Air 第3世代以降
- iPad 第7世代以降
- iPad mini 第5世代以降
現在使用しているiPadは対象なのか確認して、
今回対象外となったiPadを使用している場合はそろそろ買い替えを検討しても良いかと思います。
なおApple Intelligenceを使用できるのはMチップ搭載のiPadに限られるようです
アップデート内容
iPadOS 18でアップデートされた機能は多くありますが、今回は特に便利だと感じた機能を紹介します。
- ホーム画面のカスタマイズ
- アプリのID認証
- コントロールセンターのカスタマイズ
- 写真アプリのバージョンアップ
- フリーボードアプリにシーン機能追加
-
Smart Script(英語のみ)
- 計算アプリ追加
ホーム画面のカスタマイズ
ホーム画面のアプリアイコンやウィジェットを自由な位置に配置することができたり
アイコンの色を調整したりと自分好みのホーム画面を作成することができるようになりました。
iPadがダークモードに設定されている場合は自動的に調整することも可能で、
また設定で常にダークモード表示させておくことも可能です。
アイコンのサイズを大きく設定するとアプリの下のアプリ名の表示が消えるようになり、
スッキリした画面を作成することができるようになりました。
アプリのID認証
アプリ毎にID認証を設けることが可能になり、
セキュリティがより強固なものになりました。
アプリによっては他人に覗かれたくないものもあると思いますが
それらのアプリを開く際にFaceIDやTouchID、パスコードが必要な設定が可能になりました。
ID認証を必要としたアプリはホーム画面、検索画面で表示させない設定も可能です。
この場合、アプリライブラリの「非表示」にまとめられ
「非表示」を開く際にIDが必要となります。
コントロールセンターのカスタマイズ
コントロールセンターが再設計され、これまで以上に多くの機能を集約することが可能になりました。
多くのアプリの操作がコントロールセンターに設定できるようになり、
使いたいアプリ、機能に素早くアクセスできるようになったのは非常に便利です。
また、コントロールセンターのグループには
最も使用するコントロール、ホーム、メディア再生、コネクティビティに分類され、
スワイプすることで切り替えが可能です。
写真アプリのバージョンアップ
写真アプリが大きく変化しました。
ライブラリに表示される写真の数が多くなり、写真を検索しやすくなりました。
また「旅行」では、旅行した際の写真が自動的に整理される為、
簡単に旅行の思い出を振り返ることができるようになりました。
その他にも写真アプリのバージョンアップ機能はありますが
個人的には旅行の写真を自動整理してくれる機能は気に入っています。
フリーボードにシーン機能が追加
フリーボードはApple純正のホワイトボード・ノートアプリです。
どこまでも自由に書き込むことができる無限キャンバスが特徴ですが、
その一方、書き込んだ内容がどの位置にあるのか探すのが大変な側面もありました。
今回のiPadOS 18のバージョンアップでシーン機能が追加され
書き込んだ内容場所を登録して、簡単に呼び出すことが可能になりました。
Smart Script(英語のみ)
今回のiPadOS 18へのバージョンアップの中でも
特に目玉となった機能がSmart Scriptです。
Smart ScriptはApple Pencilで書き込んだ手書き文字の見た目をキレイに整えてくれる機能です。
残念ながらまだ日本語には未対応ですが、
手書き文字をキレイに整えてくれれば、ノートへの書き込みがより楽しくなりそうです。
計算アプリ追加
これまでなぜか純正の計算アプリが存在しませんでしたが
ついにiPadにApple純正の計算アプリが追加されました。
iPadの計算機アプリでは電卓のように使用できる
「基本」や「科学計算」の他にも独自の機能として「計算メモ」があります。
「計算メモ」はメモと計算機が合体したような機能です。
手書きでもキーボードでも使用できますが、特徴的なのは数式などを書き込むと
答えを計算してくれるというものです。
その他のアップデート
iPadOS 18のアップデートはこれまで紹介した内容の他にも多くのバージョンアップがあります。
- SharePlay…画面共有してリモートでアクセスすることが可能に
- メッセージ…様々なテキストエフェクトが可能に
- Safari…webページ閲覧時に気をそらすものコントロールで制御可能に
- マップ…ハイキングから街中の散策など徒歩経路でのカスタムが可能に
- ゲーム…バックグラウンド負荷の制限を行いゲーム体験がより快適に
今回はiPadOS 18のアップデート内容を紹介しました。
ぜひ、自身のiPadで体験してみてください。
M4 iPadProでは文鎮化(起動できなくなる)が報告されており、記事執筆時(9月23日時点)では提供を停止しています
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