iPadの情報を発信する者としてM4iPad Proを購入したいと思っていましたが
高額すぎてずっと迷っていました…
が、ついに買ってしまいました!
M4iPad Proは168,800円〜と非常に高額なので
「誰が買うんだよ!」とツッコまれることが多いですが
iPadマニアの自分的には購入して非常に満足しています。
今回はM4iPad ProとMagic Keyboard、Apple Pencil Proも合わせて購入・使用してみたので
M4iPad Proの特徴や良かった点、残念だった点を紹介していきます。
【レビュー】満足度高いiPadだけど購入する時は慎重に
先に述べたように個人的にはM4iPad Proに大変満足しています。
しかし、全ての人に「おすすめですよ!」とは決して言えません。
それはどんな理由でM4iPad Proを購入するのかに関係すると思いますので
私が今回M4iPad Proを購入した理由から。
購入理由
私はこれまで2020年iPad Proを使用していました。
主な使用用途はブログ記事執筆と運営、画像編集、動画視聴やブラウジング、読書、たまに動画編集などです。
正直、これまでのiPad Proでもスペック不足を感じたことはほとんどありません。
ではなぜ購入しようと思ったのか?
それはMチップモデルのiPad Proが欲しかったのと、
新しいMagic KeyboardとApple Pencil Pro使いたかった為です。
MチップモデルのiPadが欲しい
MチップモデルのiPadとそれ以前のiPadでは性能とiPad OSで使用できる機能に差があります。
特にMチップモデルのiPadでやりたいことの一つに
外部ディスプレイに接続してステージマネージャーを使用することです。
ステージマネージャー自体はMチップ搭載前のiPad Proでも使用することは可能です。
しかし、画面が大きく無いiPadではその機能を最大限活用できているとは言えません。
外部ディスプレイとステージマネージャーを使用することでiPadをよりパソコンライクに使うことが可能になります。
新しいMagic Keyboardを使用したい
今回、M4iPad Proと同時に発売になったのが新しいMagic Keyboardです。
Magic Keyboardを使用したいが為にM4iPad Proを購入したと言えるかもしれません。
これまでのMagic Keyboardよりもトラックパッドが大きくなり、軽量化され
さらにファンクションキー列に各種機能キーが追加されました。
特にEscキーはパソコンでもよく使うキーなので今回追加されたのは良かったです。
Magic Keyboardの外側の素材は変更ありませんでしたが
内側がアルミになり、見た目がMacBookに近づいたのは魅力的でした。
Apple Pencil Proを使用したい
これまで使用していたApple Pencilに全く不満はありませんでした。
なのでApple Pencil買い替えは非常に痛いところでした。
しかし、いざApple Pencil Proを使用してみるとスクイーズは使用するペンをサッと変更できるし、触覚フィードバックは誤選択を防ぐので便利です。
また本格的にイラストを描く場合はApple Pencil Proの性能を最大限活用することができます。
個人的には満足だけどおすすめはしない
結論、M4iPad Proに個人的には満足しています。
しかし、万人におすすめはできません。
その理由は高額すぎる点とM4iPad Proは高性能ではあるものの、
そのスペックを最大限活かすことができる人が限られるからです。
これは多くの人が発信していますが、ハード(M4iPad Pro)としての性能は非常に高いのですが、
ソフト(アプリやiPad OS)がその性能を活かしきれていないという印象です。
iPadを使って4K動画を編集するとか、マンガ・イラストを描く等の負荷が高い作業をしたり
iPadを使って何かを生み出すクリエイティブな使用用途が明確な場合を除き、
M4iPad ProでなくてもiPad Airや無印iPadでも十分満足できるはずです。
とはいえ、私のように最新のiPad Proを使用したいとか、新しいMagic Keyboard、Apple Pencil Proを使用したいなど、自分が本当に欲しいのであれば全く問題ありません。
M4iPad Proのスペック
M4iPad Proのスペックを紹介します。
M4iPad Pro 11インチ | M4iPad Pro 13インチ | |
プロセッサ | M4チップ | M4チップ |
メモリ | 8GB(1TB・2TBモデル:16GB) | 8GB(1TB・2TBモデル:16GB |
ストレージ | 256GB〜2TB | 256GB〜2TB |
重量(Wi-Fiモデル) | 444グラム | 579グラム |
本体サイズ | 高さ250mm・幅177mm・厚さ5.3mm | 高さ281mm・幅215mm・厚さ5.1mm |
価格 | 168,800円〜 | 218,800円〜 |
M4iPad Pro11インチと13インチでは性能の差はありません。
基本的にサイズのみに違いがありますが、特に本体の厚みに関しては13インチの方が薄くて
「Apple史上最も薄いデバイス」のキャッチフレーズの通り。
実際に手に持ってみると薄さにビックリします。
M4iPad Proの特徴
M4iPad Proの特徴を紹介します。
- M4チップ搭載
- 薄型化・軽量化
- 有機EL(OLED)ディスプレイ
- 新型Magic KeyboardとApple Pencil Proに対応
- 最小ストレージが256GB
M4チップ搭載
今回のM4iPad Proの最大の特徴がAppleデバイスで初めて搭載されたM4チップです。
前モデルがM2でしたので一気に2世代進化しました。M2と比較してCPU性能で1.5倍、レンダリング性能で4倍高速になりました。
薄型化・軽量化
今回のM4iPad Proの進化で個人的に最も魅力的だったのが、本体の薄型化・軽量化です。
特に13インチのM4iPad ProはAppleデバイスで最も薄くなりましたし、前モデルから約100グラムも軽くなりました。
11インチについても20グラム軽量化、0.6mm薄くなりました
有機EL(OLED)ディスプレイ
M4iPad Proのディスプレイは13インチも11インチも有機EL(OLED)ディスプレイが採用されました。
M2iPad Proでは13インチのみに有機ELが使用されていましたが、人気の高い11インチでも有機ELが採用されたのは非常に嬉しいポイントです。
新型Magic KeyboardとApple Pencil Proに対応
今回、M4iPad Proに合わせて登場したのが新型Magic KeyboardとApple Pencil Proです。
Magic Keyboardは軽量化され、ファンクションキー列に機能が追加されました。
また、Magic Keyboardの内側にはアルミが使用されトラックパッドも少し大きくなりました。
個人的には新型Magic Keyboardを使いたくてM4iPad Proを購入した部分も大きいです。
新型Magic KeyboardはM4iPad Proにのみ対応です
Apple Pencil Proについてはスクイーズ機能が追加されていますが、
見た目はこれまでの第2世代Apple Pencilとほとんど変化はありません。
最小ストレージが256GB
これまでのiPad Proは128GBからでしたが、M4iPad Proでは最小ストレージが256GBからになりました。
M2iPad Proの最安値モデルは11インチWi-Fiモデルで128GB 124,800円でしたが、
M4iPad Proの最安値モデルは11インチWi-Fiモデルで256GB 168,800円と4万円以上高額になってしまいました。
ここが良かった!M4iPad Pro
実際に使用してみて感じたM4iPad Proの良かった点を紹介します。
- 有機EL(OLED)ディスプレイが綺麗
- 薄型化・軽量化されたボディ
- 新型Magic Keyboardの完成度
有機(OLED)ディスプレイが綺麗
今まで使用していたiPad Proと比較してみると明らかにディスプレイが綺麗になりました。
特に黒部分がより黒く濃い色で表現できています。
私が使用していたiPad Pro2020と比較してみると、明らかに黒の部分がハッキリ表現できていることを感じました。
iPadの最も多い使用用途として動画視聴だと思います。
その意味ではiPadで最も進化を感じる部分だと思います。
薄型化・軽量化されたボディ
今回のM4iPad Proは11インチも13インチも薄型化・軽量化されました。
実際に手に取ってみると数字以上に薄く、軽くなったことを実感することができます。
iPadで読書する場合、本体の重さや薄さは持ちやすさに直結するので、これはM4iPad Proの大きなメリットになります。
またMagic Keyboardと合わせた状態で比較してみると、明らかに薄くなったことがわかります。
新型Magic Keyboardの完成度
新型Magic Keyboardの使い心地、そしてM4iPad Proと合わせて使用したときの体験は
非常に満足度の高い出来になっています。
M4iPad Pro本体の軽量化に加えて、Magic Keyboardも11インチ用では約20グラム軽量化された為、
合わせて使用した際にこれまでよりも軽量化をより感じることができます。
iPad本体とMagic Keyboardを合わせた重量では約40グラム軽量化され、手に持ってみると明らかに軽くなったと感じることができます
また、Magic Keyboardの内側はアルミが使用されたことによって、よりMacBookに近い印象になりました。
機能面ではファンクションキー列に機能キーが追加されました。特にEscキーや再生・停止・音量の調整キーは使用頻度が高いです。
ここが残念…M4iPad Pro
M4iPad Proに個人的に全体的に満足していますが、全てにおいて満足しているわけではありませんし、残念な点もあります。
M4iPad Proの残念なポイントとしては次の通りです。
- 値段高すぎ
- これまでのアクセサリが使用できない
- スピーカーの音質が低下?
- OSが進化に追いついていない
値段高すぎ
M4iPad Proの進化は感じたものの、やはり値段が高すぎです。
最も安い構成でも本体だけで168,800円もします。タブレットで16万円オーバーは衝撃的です。
この値段はなかなか購入に迷う金額だと思います。なにしろM3MacBook Airよりも高額なのです!
iPadにこれだけの費用をかける人はiPadを使って仕事をしたり、本当に自分がやりたい事に使用したり、明確な目的を持っていないと宝の持ち腐れになる可能性も。
その為、多くの人はiPad Airが最適なiPadとなると思います。前モデルではありますがMagic KeyboardもApple Pencilも使用することができ、価格もiPad Proと比較して安価です。
M4iPad Pro(11インチ) | M3MacBook Air | M2iPad Air(11インチ) | |
価格 | 168,800円〜 | 164,800円〜 | 98,800円〜 |
もちろん、iPadが好きで新しいiPadが欲しい!という購入理由でも全く問題ありません
これまでのアクセサリが使用できない
M4iPad Proは大幅なアップデートがあった分、Magic KeyboardやApple Pencilなどこれまで使用していたアクセサリが使用できなくなりました。
Magic Keyboardは49,800円、Apple Pencil Proは21,800円。
両方とも買い直すとなると71,600円!本体と合わせてアクセサリも全て買い直すと合計で240,400円です。
本体価格が高額になり、アクセサリも全て再購入の必要があるのは大きなデメリットです。
純正品だけでなくサードパーティ製のカバーケースなども使用できないのは非常に残念です…
スピーカーの音質が低下?
あまりM4 iPad Proのレビューには多く上がっていませんが、スピーカーの音質がこれまでのiPad Proに比べて良くない気がします。
少し音がこもって聞こえるような印象があります。
あまり気にする程度ではありませんが、せっかく最上級のiPadなのでスピーカーにもこだわって欲しかったです。
OSが進化に追いついていない
M4iPad Pro自体の性能面は進化していますが、iPad OSがそのスペックを活かしきれていない印象です。
アプリやOSでできる事自体はあまり増えていませんし、これまでのiPad Proでもスペック不足を感じることはほぼありません。
今後、iPad OSも進化に追いついて、M4チップの性能を最大限に引き出してくれることを期待しています。
【結論】購入する場合は慎重に
これまでM4iPad Proの特徴と良い点・残念な点を紹介しましたが、個人的には購入して良かったと思っています。
iPad自体は目に見える部分、手に持ったときに感じる部分ともに進化を感じることができます。
しかし、実際に作業をして感じる進化はiPad OSがそれほど進化していないので、あまり感じることができません。
そのため、M4iPad Proを購入する際には、本当にその性能を必要としているのか?値段に見合う使用方法が見出せるのか?を慎重に検討する必要があります。
もちろん、個人的にiPadが大好きで最新のiPadを使用したい!という人は迷わず購入して問題ありません。
要するに自分が満足できるかどうかが重要です。
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