MacとWindows、どっちが使いやすい?
パソコンを新調する際、「Macにしてみようかな」と思ったことはありませんか?
見た目の美しさやiPhoneとの相性の良さ、クリエイティブな印象など、Macには魅力がたくさんあります。
ですが、実際にWindowsから乗り換えてみると「えっ、右クリックってどうやるの?」「ファイルはどこに保存されたの?」と戸惑うことも多いのが現実。

私も仕事ではWindowsパソコンしか使用していなかったので、最初は戸惑いました
この記事では、「MacとWindowsの違い」に戸惑った経験のある方に向けて、よくある混乱ポイントとその解決策をわかりやすく解説します。さらに、iPadやiPhoneと連携できるMacならではの便利機能や、「MacとWindowsの違いチェックリスト」もご紹介します。
操作性の違い:まずはここでつまずく
① 右クリックがない…どうやって?
Macでは、トラックパッドやマウスの右クリックが初期設定では無効になっています。
▶ 解決策:
- 「システム設定」→「トラックパッド」→「副ボタンのクリック」を有効に
- Controlキー+クリック でも右クリック相当になります
② ウィンドウの「×」ボタンではアプリが終了しない
Windowsでは「×」を押せばアプリは完全に終了しますが、Macではウィンドウを閉じてもアプリはバックグラウンドで動作し続けます。
▶ 解決策:
- アプリを完全に終了するには、
Command + Q
または メニューバーの「アプリ名」→「終了」
③ Finderとエクスプローラーは別物
Windowsの「エクスプローラー」に相当するのがMacの「Finder」ですが、フォルダ構成や表示方法がかなり異なります。
▶ Finderのポイント:
- アプリケーションフォルダにすべてのアプリが格納
- AirDropが使える(他のAppleデバイスとのファイル共有が超簡単)
- タグ機能や「最近使った項目」など、検索性が高い
ショートカットキーの違いに注意
WindowsとMacでは、キーボードの配列やショートカットキーの操作感が異なります。
たとえば、Windowsで「Ctrl」を使っていた操作は、Macでは「Command(⌘)」キーに置き換わることが多く、慣れるまでに少し戸惑うかもしれません。
操作 | Windows | Mac |
---|---|---|
コピー | Ctrl + C | ⌘Command + C |
貼り付け | Ctrl + V | ⌘Command + V |
元に戻す | Ctrl + Z | ⌘Command + Z |
全選択 | Ctrl + A | ⌘Command + A |
アプリ終了 | Alt + F4 | ⌘Command + Q |
※⌘(Command)キーは、WindowsのCtrlキーと似た役割をします。
Macでは「Command」キーを中心に操作する点が大きな特徴です。
最初は押し間違えることもあるかもしれませんが、頻繁に使うショートカットだけでも覚えておくと、作業効率が格段に上がります。
また、Macでは「Control」「Option(Alt)」「Command」という3つのキーが並んでおり、使い分けに慣れるまでは少し戸惑うかもしれません。とくにExcelやWordなどMicrosoft製品を使っていると、Windowsでの癖が抜けずに「あれ?ショートカットが効かない」となることも。
アプリのインストールや削除が違う
MacとWindowsではアプリの扱い方が根本的に異なります。
Windowsではインストーラー(.exe)を実行してセットアップを行い、削除の際には「プログラムと機能」からアンインストールする必要があります。
一方、Macでは多くのアプリが「.dmg(ディスクイメージ)」ファイルとして提供され、アプリをドラッグして「アプリケーション」フォルダに入れるだけでインストール完了です。
▶ インストール方法:
.dmg
ファイルを開いて、アプリケーションフォルダにドラッグ&ドロップするだけ- インストール後は
.dmg
ファイルをゴミ箱へ
▶ アンインストール方法:
- アプリを「アプリケーション」フォルダからゴミ箱に入れるだけ
- 「AppCleaner」などの専用アプリを使うと設定ファイルも完全削除可能
アンインストールも非常にシンプルで、「アプリケーション」フォルダから不要なアプリをゴミ箱に入れるだけでOK。
ただし、アプリによっては設定ファイルなどがライブラリに残るため、完全に削除したい場合は「AppCleaner」などの専用アプリを使うと便利です。
日本語入力の切り替えが違う
Windowsでは「半角/全角」キーで日本語入力の切り替えができますが、Macでは「⌘ + スペース」や「英数/かな」キーで切り替えます。
特に「日本語入力中に英単語だけ一時的に入力したい」といった場面では、Macの「英数」「かな」キーの存在が便利に感じられるかもしれません。
逆に、Windowsのように一括でON/OFFを行いたい場合は、Macでもショートカットをカスタマイズするか、「Google日本語入力」などのIMEを導入する方法もあります。
▶ カスタマイズするには:
- 「システム設定」→「キーボード」→「入力ソース」からキー割り当てを変更可能
また、macOS標準の「ライブ変換」機能は、文字を入力するたびに自動で漢字変換してくれる便利な機能ですが、
これも好みが分かれるところです。ライブ変換が合わないと感じた場合は、システム設定からオフにすることも可能です。
MacとiPad・iPhoneの連携が超便利!
Macを使う最大の利点のひとつが、Apple製品とのシームレスな連携です。
連携できる機能一覧
機能名 | 内容 |
---|---|
AirDrop | 写真・ファイルをワイヤレスで即転送 |
Handoff | iPhoneで開いたSafariページをMacでそのまま続きから |
ユニバーサルクリップボード | コピーした内容がすべてのAppleデバイス間で共有 |
Sidecar | iPadをMacのサブディスプレイ化できる |
iMessage・FaceTime | Macから電話やメッセージの送受信が可能 |

Sidecar機能
MacとiPhone・iPadが連携することで、作業効率は格段に向上します。
Appleのエコシステムに乗ることで、機器同士がまるで一体化したかのような感覚で使えるのが最大の魅力です。
MacとWindowsの違いチェックリスト
以下は、よくある違いと対応方法をまとめたチェックリストです。
項目 | Windows | Mac | 対応策 |
---|---|---|---|
右クリック | 標準で使える | 初期は無効 | システム設定で有効にする |
アプリ終了 | ×ボタン | Command+Q | メニューorショートカット |
エクスプローラー | あり | Finder | タグやAirDropを活用 |
IME切り替え | 半角/全角キー | ⌘ + スペース or 英数/かな | 入力ソース設定で変更可 |
ソフト削除 | アンインストーラ利用 | ゴミ箱で削除 | AppCleanerで完全削除 |
画面分割 | スナップ機能 | フルスクリーンや分割表示 | 「画面の左上の緑ボタン」で操作 |
最初に入れておくと便利なMacアプリ
Macユーザーの多くが入れている必携アプリをいくつかご紹介します。
- Magnet: Windowsのように画面分割操作が可能になる
- AppCleaner:アプリを完全削除
- Alfred:Spotlight検索を強化した超便利ランチャー
- Karabiner-Elements:キー配列のカスタマイズが自由自在
これらのアプリは、Macに慣れていない方でも直感的に使えるものが多く、操作の戸惑いを減らしてくれます。
特に「Magnet」は、Windowsでおなじみのウィンドウスナップ(画面端に寄せてリサイズする機能)をMacでも再現できる便利なユーティリティです。
Windowsユーザーにはかなり親しみやすく感じられるはずです。
まとめ:違いを理解すればMacは最高の相棒になる
最初は戸惑うことの多いMacですが、違いを把握してしまえば操作はシンプルで直感的です。そして何より、iPadやiPhoneとの連携、デザインの美しさ、安定性の高さは大きな魅力。
「MacとWindowsの違い」を知っておけば、ストレスなくスムーズに移行できます。ぜひ本記事のチェックリストやスクリーンショット、連携機能を活用して、Macライフを快適にスタートさせてください!
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